保育園申し込みスケジュールはいつから?約1年前から動くのがベスト

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育休明けの事も考えて、保育園の入園を検討していてもいつから動き出せばいいのかわかりませんよね。第一子となれば尚更です。

保育園の申し込みのスケジュールは早めに立てて、実行することがとても大切です。

住む場所によっては保育園の入園の希望者がとても多く、激戦区となっているところがあるからです。

保育園には認可保育園と無認可保育園があり、それぞれで申し込みの方法も違っています。

あなたが組んだスケジュールに沿って保育園の申し込みをすることが、希望に合った保育園の入園できる鍵となります。

ママ、僕を楽しい保育園に入れてね!

よし!ママ、あなたのためにすてきな保育園を選ぶわ!

今回は一組の親子とともに、保育園の種類と保育園の申し込みのスケジュールについて学んでいきましょう。

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保育園申し込みのスケジュールは早めに立てるのが鉄則

あなたがお子さんの保育園入園を希望しているなら、保育園の申し込みのスケジュールを早めに立てることが必須となります。

そもそも、ぼくはいつから保育園に入れるの?

保育園の対象月齢は、多くの保育園で子供が生まれてから、生後57日(生後2ヵ月)以上となっています。

これは、労働基準法によって、母親に産後休業8週間を与えることが義務付けられているからです。

ただし、それぞれの保育施設によって対象月齢は異なりますので、詳しくは希望する保育園に問い合わせる必要があります。

保育園の申し込みはいつから動くのがベスト?

認可保育園は、地域によっては入園するのがとても難しく激戦区となっているところもあります。

保育園の申し込みをいつから行うのかは、約1年前から動くのがおすすめです。スケジュールを早めに立てて実行すると安心ですよ。

さーて!ここからが本題よ!しっかり勉強するわ!

今回は、一番入園しやすいといわれている4月に入園する場合のスケジュールをまとめてみました。

<認定保育園>

  時期 内容 申し込み場所

 

入園予定
前年


5~7月

保育園に関する情報収集や、保育園の見学を行う それぞれの自治体
  7~10月

 

それぞれの自治体へ、直近数年の認可保育園の申し込み状況や入所状況を確認する
併せて、新設園・定員増の園などといった情報を確認する

  10~12月 4月入園の1次申し込みを行う
入園予定年 1~2月


1次申し込みの選考、結果通知

内定した場合は面接、面談や健康診断を受ける
内定がとれなかった場合は2次申し込みの手続きを行う

  2~3月

 

2次申し込みの選考、結果通知
内定の連絡があった場合、面談や健康診断を受ける

  4月

 

保育園入園
数週間、慣らし保育をしてから通常の保育をはじめる

多くの自治体では、保育園の定員に空きがあれば毎月はじめから入園可能で、入園希望月の前月10日ごろを締め切りとしています。

<認可外保育園>

認可外保育園に入園を希望する場合は、基本的には空きがあれば毎月はじめから入園することができます。

認可外保育園は、認可保育園のような点数制度もなく、入園条件は認可保育園よりも厳しくない施設がほとんどです。

それぞれの保育園、施設に入園の申し込みをしましょう。

認可外保育園入園申し込みのスケジュールのポイント
  • 入園者が先着順で決まってしまう施設もあり、入園希望者全員が確実に入園できるわけではないため、早めの行動が大切である
  • 認可保育園を落ちてしまった時のために、認可外保育園にもあわせて入園の申し込みをしておくことがおすすめ
  • 園独自の選考(面接の有無など)によるため、園に問い合わせするなど、事前の情報収集が必要

それではまず、保育園の種類からお話しましょう。

保育園の種類は「認可保育園」と「認可外保育園」があります。

保育園は2種類に分かれているのね。

どちらの保育園を選ぶかによって、保育園の申し込みのスケジュールも異なってくるのです。

あなたがどちらの保育園を選ぶかを決めるのには、さまざまな条件があると思います。

お子さんの性格、保育園の送迎が可能か、保育園の特色、金銭的費用。

あなたが思いつく限り、選ぶ条件を上げ、優先順位をつけて、あなたとお子さんにあった保育園を選びましょう。

私

ママはいまのところ、あなたを認可保育園に入れたいと考えているの♪

息子
息子

そうなんだ!それなら認可保育園のこと、よく知っておかないとね!

次項からはそれぞれの保育園の申し込みのスケジュールと、それぞれの保育園の特色を説明していきます。

認可保育園は国で定められた設置基準を満たした施設

以下のように認可保育園の設置基準には、いくつかの条件があります。

認可保育園の設置基準
  • 施設の広さ
  • 防災管理、衛生管理
  • 給食設備

以上のような条件をすべて満たし、そのうえで都道府県知事による認可を受けた施設です。

安全に運営するため、各項目で高い基準が設けられています。認可保育園の種類は以下のように分かれています。

認可保育所


厚生労働省管轄の児童福祉施設
0~5歳までを預かってくれる
・公立保育園
・私立保育園

認定こども園


保育園と幼稚園の両方の機能をあわせ持った施設
子供の年齢によって区分が分かれる
・幼保連携型・幼稚園型
・保育所型

地域保育型事業


0歳~2歳の子供を対象に預かってくれる保育施設

各自治体から保育の必要性が認められた家庭が利用できることになっています。

保育料は保護者の所得を基準に、市町村が決定しています。

幼保無償化制度を活用することができ、条件がそろえば、保育料無料で通園することができます。

ただし、給食費やおむつ代などは別途にかかる可能性があります。

認可保育園に入園するためには支給認定証が必要である

認可保育園に入園するには、在住している市町村に「保育の必要性」を認められたうえで、支給認定証を受け取る必要があります。

認定はそれぞれ1号認定、2号認定、3号認定と、3つの区分に分けられます。

<1号認定>

  • 満3歳以上の未就学の子どもが対象で、教育を必要としている場合に認定される
  • 幼稚園、認定こども園を利用することができる

<2号認定>

  • 満3歳以上の未就学の子どもが対象で、保護者の仕事や病気などが理由で保育を必要としている場合に認定される
  • 保育園、認定こども園を利用できる

<3号認定>

  • 満3歳未満の子どもが対象で、保護者の仕事や病気などの理由で保育を必要としている場合に認定される
  • 保育園、認定こども園、地域型保育事業施設を利用できる

2号や3号の認定を受けるためには、以下のどれかに該当する必要があります。

  • 月に16日以上、かつ合計64時間以上働いている
  • 妊娠や出産による休暇が必要である
  • 疾患や障害により保育が困難である
  • 身内の介護により保育が困難である
  • 求職活動中である

入園の選考は各家庭の点数によって決定される

入園希望者が多い保育園で入園の定員に達してしまった場合、各家庭の点数による入園の選考があります。

点数!?それぞれの家庭に点数つけるっていったいどういうこと!?

ママ、落ち着いて。じっくり話を聞けばきっと大丈夫だよ!

点数というのは正式にいうと「指数」のことです。この指数が高ければ高いほど、選考に受かりやすくなります。

基準指数母親(100点)
父親(100点)
調整指数その他の条件

各家庭には持ち点があり、母親100点、父親100点でそれぞれの合計の点数に、調整点数を加点、減点したものになります。

基準指数
  • 父親や母親の勤務形態がフルタイムかパートタイムか
  • 父親や母親の健康状態(病気や障害などの有無)
  • 介護が必要な家族の有無

東京都港区の勤務形態による指数の例は以下のようになっています。

週5日以上の就労1日8時間以上の就労を常態していることを確認できる者20
週5日以上の就労1日6~8時間未満の就労を常態としていることを確認できる者17
週4日以上の就労1日4時間以上6時間未満の就労を常態としていることが確認できる者11

パパやママの働く時間が長い方が点数は高くなるんだね!

基準指数が同点になった場合に調整指数が加味されます。

調整指数
  • 希望する保育園に兄弟が在園中である(加点)
  • 両親ともに就労中で、無認可保育園やベビーシッターの利用経験がある(加点)
  • 同居する祖父母がいる(減点)

保育指数=父親の基準指数+母親の基準指数+調整指数で計算されます。

この計算をして、さらに同点だった場合に次のような優先順位の項目が加味されます。

優先順位
  • 自治体の居住歴が長い家庭が優先される
  • 各家庭の所得が低い方が優先される
  • 一時的に認可保育園やベビーシッターを利用したことがあると優先されることもある

認可外保育園やベビーシッターの利用時の領収書は利用した証拠となるものなので、保育園の入園に関わることなので捨てずに保管しておきましょう。

認可外保育園は都道府県の知事からの認可を受けた施設

認可外保育園は、国の基準を満たしてはいませんが、各都道府県の定めている基準に基づいて知事からの認可を受けている保育園となります。

次のような施設が認可外保育園に該当します。

認証保育所 自治体や地方公共団体が独自に設置基準を設け、運営費用の補助を行っている施設
企業内保育所 企業内に設けられた保育所であり、原則企業内で働いている方の子どものみを預けられる
ベビーシッター 保護者の外出中に、自宅で乳幼児の保育を行ってくれるサービス

認可外保育園は認可保育園とちがい、運営する保育園が保育料やサービス内容を自由に設定できる保育施設となっています。

そのため、その園独自の特色が出やすくなります。

理想の教育環境を保ちたいなどの理由で、認可保育園の基準を満たしているのに、あえて国の認可を受けずに認可外保育園といて運営している保育園もあります。

認可外保育園には、よりいい環境やカリキュラムでを子供たちに与えることができ、保護者の希望に応じてくれやすいなど、メリットはたくさんあります。

認可外保育園も楽しそうで迷っちゃうな!

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保育園の申し込みの必要書類は認可と認可外で異なる

ではここからは保育園に申し込みをする際の必要書類についてご説明いたします。

ぼく、いっぱいお勉強して眠くなってきた

大丈夫!!必要書類のことは、ママに任せて!

認可保育園や認可外保育園、家庭の状況により提出書類が異なります。

<認可保育園の申し込みをするときの必要書類>

以下のものをそろえて、窓口となる各自治体の保育課や、子ども支援課などに提出しましょう。

  • 入園申し込み書
  • 住民税納税通知書・前年度住民税課税または非課税証明書等(前年度分)
  • 源泉徴収票・前年分確定申告書等(前年度分)
  • 保育園に入園する子の母子手帳のコピー(予防接種実施欄)

<各家庭の状況により必要な書類>

  • 就労中の人:勤務証明書・就労状況申告書等
  • 育児休業中の人:勤務証明書と育児休業給付支給決定通知書の写し等
  • 介護中の人:介護に関する申立書・被介護者の診断書等

自治体によって、書類名や必要な書類は若干異なります。

<認可外保育園の申し込みをする時の必要書類>

  • 契約書(それぞれの園の規定がまとめられている)
  • 児童登録票(子どもの名前・生年月日・予防接種の履歴・既往症・性格・子育ての方針など、子どもに関する情報を書く書類)

認可保育園より、認可外保育園の方が入園の申し込みの必要書類はとても少なく済みますね。

うん!僕もママのこと、応援してるよ!

保育園の申し込みの必要書類をそろえることは、大切なお子さんが保育園に入園するための第一歩となります。漏れの内容に提出しましょうね。

保育園の申し込みのスケジュールもしっかり学んだし、これで保育園選びも頑張れそう!!

ぼくもママのこと、応援してるよ!

保育園の申し込みの取り下げには書類の提出が必要

保育園の入園を希望して申し込み、入園が決まったのにも関わらず、さまざまな事情により、申し込みの取り下げをしなければならないこともあります。

申し込みの取り下げの主な理由
  • 転勤などによる急な引っ越し
  • 祖父母との同居により、家族間で子供を世話できる環境が整った
  • 育児休暇を取得したものの、育児をしていく中でもっと子供と一緒にいたいという気持ちが強まった

子育てしていく中で、家族のライフスタイルや考えもどんどん変わっていくのは当たり前のことです。

そうよね、入園を取り下げなきゃいけない時だってあるはずよね。

ではあなたがもし、保育園の申し込みの取り下げを決めた時、どのような手続きをするといいのでしょうか?

まずは、認可保育園の場合は申し込んだ自治体または保育園に連絡し、申し込みの取り下げる旨を伝えます。

その後、保育園入園取り下げ書を各自治体へ提出することが決められています。

これを提出することで、保育園の入園の申し込みを取り下げたことになります。

認可外保育園の場合は直接、保育園に取り下げの旨を伝えましょう。

育児休暇中の人は、お子さんの保育園入園月の翌月初日までに復職していなければならないことが決められています。

保育園入園が決定した後に、育児休暇の延長を選択した場合、「保育園に入れるのに、自分の意志で入園させなかった」=「働く意思がない」とみなされます。

そのため、育児給付金がストップしてしまう場合があります。詳しくは自分の会社に問いあわせをし、詳細をきちんと聞いておきましょう。

入園を取り下げることによるデメリット

・次回、入園を希望した際に持ち点をマイナスされる可能性がある(各自治体による)
・次回、希望した保育園に確実に入園できる保証がない

まとめ

  • 保育園の月齢対象は、多くの保育園で保育園の対象月齢は、多くの保育園で子供が生まれてから、生後57日(生後2ヵ月)以上となっている
  • 保育園の申し込みのスケジュールは、認可保育園と無認可保育園で異なるが、どちらも早めの情報収集と行動が入園の鍵となる
  • 認可保育園とは、厚生労働省管轄の高い設置基準をすべてクリアした児童福祉施設である
  • 認可保育園の入園の認定を受けるには、決められた項目の条件に該当したうえで、市町村から支給認定証を受け取る必要がある
  • 希望する認可保育園の定員が超えてしまった時には、指数を基準としたに各自治体による選考がある
  • 認可外保育園とは、各都道府県が定めている基準を満たし、都道府県知事からの設置の許可を得ている保育施設である
  • 認可外保育園は、認可保育園と比べて入園条件が厳しくないうえに、園独自の特色を備えている
  • 認可保育園の入園が決まった後に、申し込みを取り下げる場合には「保育園入園取り下げ書」を各自治体へ提出する必要がある
  • 認可保育園の申し込みをする際は各自治体に、認可外保育園の申し込みは直接保育園に、それぞれ必要書類を提出する

保育園の申し込みのスケジュールは、早めに組んで実行することが大切であることがおわかりいただけたかと思います。

大切なお子さんが楽しい環境で過ごせるように、あなたもご自分で立てたスケジュールをもとに、楽しく保育園選びをしましょうね。

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