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パスポートは期限切れでも捨てるのはNG!?処分や更新の手続き方法も紹介!

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パスポートは海外に行く時には必ず必要なものですよね。

生まれたばっかりの赤ちゃんでもパスポートは必要なんです。

そんなパスポートですが、期限切れになった場合はどうしたらいいと思いますか?

期限切れちゃってるなら捨てるかな。

「期限切れになってもう使えないから捨てる」というのはNGです。

実は期限切れのパスポートは紛失してしまった場合を除き、返納義務を果たしてからでないと捨てることはできないのです。

返納義務って何?と思いますよね。そんなあなたにはぜひこの記事を読んでパスポートについての理解を深めていただければと思っています。

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パスポートは期限切れでも捨てるのはNG!適切な処分方法は?

パスポートって期限切れになったらそのまま自宅で捨てちゃってもいいのかなー?

それはダメ!勝手に捨てると旅券法違反になっちゃうんだって。

では、どうやって捨てるのが正解なのでしょうか。

  1. パスポートセンターで専用のシュレッダーにかけてもらう
  2. パスポートセンターで返納義務を果たした後に自分で処分する

正解はこの2つなんですが、それぞれ補足をしていきますね。

まずはこの2つの方法に共通しているポイントはお気づきでしょうか。

そうです!共通しているのは「パスポートセンター」に行くことです。

パスポートは世界で通用する身分証明書ですが、なんとその所有権は個人ではなく国にあります。

つまり、私たちはこのパスポートを国から借りているという状態だったんです。

当然のことながら、借りたものは返さなくてはいけませんよね。

所有権が国にあるということは、期限が切れたら返却する義務があるということになるんです。

そ、そうなんだ。所有権が国にあるなんて初めて知ったよ…。

でも絶対に返却しなければならない!ということではないので安心してください。

期限切れのパスポートはパスポートセンターでVOIDスタンプを押してもらったり穴を開けてもらったりすることで国への返納義務を果たしたという意味になります。

1.パスポートセンターで専用のシュレッダーにかけてもらう

パスポートセンターで専用のシュレッダーにかけてもらえば、持って行った時点で返納義務を果たしたことになるので1度で処分完了です。

2.返納義務を果たした後に自分で処分する

捨てないでとりあえず今は記念に取っておきたいという場合もありますよね。

ちなみに私は思い出や記念としてとりあえず持って帰りたい派です。

パスポートセンターで穴あけ処理をしてもらえば返納義務を果たしたことになるので、その後はいつでも捨てることができます。

ただし、ご存じの通りパスポートは個人情報が満載なので、そのまま燃えるゴミに出すのはダメです。

シュレッダーがあれば一番良いのですが、もし無ければハサミで細かく切り刻むなどして個人情報が漏れないように注意してくださいね。

期限切れのパスポートが必要になることってあるの?

海外の永住権や各種ビザを取得する時に過去の渡航歴が必要だったり、過去のパスポートそのものが必要だったりすることがあります。

「海外に住むなんて絶対にないわ」と今は思っているかもしれませんが、将来どうなるかなんて誰にも分からないものです。

私も自分が外国人と結婚して海外に住む可能性が出てくるなんて、これっぽっちも想像していませんでしたから(笑)。

ほんの少しでも可能性があるならば大切に保管しておいた方がいいかもしれませんね。

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パスポートは期限切れでも紛失したら届け出が必要?

パスポートを紛失してしまったり、間違って捨ててしまったりしたらどうなるのでしょうか。

期限切れのパスポートを紛失してしまった場合

期限切れのパスポートは先述した通り国への返納義務があり、偽変造防止のためにも本来はパスポートセンターで穴開け処理をして無効にさせる必要があります。

この返納義務を果たさないまま捨ててしまうと旅券法違反になるというお話は先ほどもお伝えしましたよね。

では、無効にする手続きをしないまま期限切れのパスポートを捨ててしまった場合は罪に問われてしまうのでしょうか。

注意はされますが、悪用されるなどの被害が無ければ特に罰せられることはありません。

しかし、今後のためにも自宅でのパスポートの管理体制を一度見直す必要はあります。

確実に期限切れのパスポートであるならば紛失などの届け出をする必要もありません。

どこを探しても見つからない場合は更新手続きをするときに「紛失しました!」と申請窓口で伝えるようにしてください。

有効期限内のパスポートを紛失してしまった場合

有効期限内のパスポートを紛失してしまった場合は、真っ先にそのパスポートを無効にしなければなりません。

なんで無効にしなきゃいけないの?

パスポートを紛失すると、国際的な犯罪に利用される可能性や旅行が中止になってしまう可能性があるからです。

  • 長い間使っていなくてどこで保管していたのかを忘れてしまった
  • 引越の時にどこにいれたのか分からなくなってしまった

これらのうっかりミスであれば家の中のどこかにある可能性が高いので、早急な手続きが必要かというと微妙です。

  • 自宅に空き巣に入られたときに盗まれた
  • 期限切れのパスポートと間違えて捨ててしまった
  • 旅行先で置き引き、スリ、車上狙い、強盗などの被害に遭ってしまった

こういった場合は偽変造されて不正な出入国や国際的な犯罪に悪用されてしまう可能性が高くなります。

旅行中に紛失してしまうとその旅行を中断しなければならなくなります。

パスポートを無効にするにはどうしたらいいの?

パスポートを無効にするためには2ヵ所に届け出をしなければなりません。

  1. 所轄の警察署への届け出
  2. パスポートセンターの申請窓口への届け出

1.所轄の警察署への届け出

まず初めに所轄の警察署に行って、パスポートの紛失・盗難の届け出をします。

そして、この届け出をしたことを立証する書類を発行してもらいます。

この書類があると次に行くパスポートセンターでの手続きがスムーズに進みます。

この書類を発行してもらえない場合は、日本国内であれば各都道府県のパスポート申請窓口に直接相談してください。

海外にいる場合は所轄の警察署に行くことはできないので最寄りの日本大使館または総領事館に相談してみましょう。

2.パスポートセンターの申請窓口への届け出

日本国内にいる場合は、警察署への届け出の後に、各都道府県のパスポートセンターに行き、「紛失一般旅券等届出書」の届け出をします。

この届け出をするときに必要なものは以下の通りです。

  • 写真一葉【縦45㎜×横35㎜】
  • 住民票の写し1通※
  • 警察署が発行した紛失・盗難の届け出を立証する書類1通
  • 運転免許証などの身分確認書類(提示するだけでOK)

パスポートセンターでの届け出をすることで、紛失したパスポートの失効手続きが完了となります。

住民票の写しは必要がない場合もありますが、住民登録をしていない単身赴任先や就学先の都道府県で申請する時には必要となることが多いです。

都道府県によっても対応が異なるので、住民票の準備が必要かどうかは事前にパスポート申請窓口に確認するようにしましょう。

ちなみに有効期限内のパスポートを紛失したからと言って再発行をすることはできません。

新規で作り直すことになるのですが、失くしたパスポートの有効期限がどれくらいあったかに関わらず新規申請料金がかかりますのでご了承ください。

パスポートは期限切れの前に更新したほうが少し楽♪

申請書を探す時に「更新」って書いてあるものがなかった気がするんだけど…。

手持ちのパスポートが期限切れになる前の更新は「切替申請」と言います。

パスポートは車の運転免許証のように今までの番号を継続するものではありません。

持っているパスポートを返納して新しいパスポートが発行され、旅券番号も当然新しいものになるので、正しくは「更新」とは言いません。

それに対して手持ちのパスポートが期限切れになってしまった後の申請は「新規申請」と言います。

「切替申請」と「新規申請」での違いは2つで、戸籍謄本(または戸籍抄本)と本人確認書類が必要かどうかです。

戸籍謄本と住民票が同じところで手に入れられるならば大差はないかもしれませんね。

私の場合は戸籍謄本と住民票の入手場所が別なので、なるべく切替申請で済ませたいと思っていますが、少しの違いなのでものすごく焦る必要はないかと思います。

申請は各都道府県および一部の市町村の申請窓口で受け付けているので、詳細を確認したければあなたがお住まいの地域の申請窓口に問い合わせてみましょう。

私の場合、今は自分用を10年にしているのですが、子供用は成人するまでは5年ごとに更新しなくてはなりません。

私の子供のパスポートは3ヵ月齢のときに作ったのですが、証明写真を撮るのはものすごく苦労したことを覚えています。

子供の証明写真は背景が淡い色の無地であれば自宅で撮った写真を使うこともできるのですが、赤ちゃんをカメラ目線にするのは本当に大変です。

なかなか良い写真が撮れず、一日中シャッターチャンスを狙っている日々が何日か続いて大変でした。

パスポートセンターで撮ってもらえることもあるのですが、万が一現地でご機嫌ナナメだった場合は恐ろしいと思い、私の場合は自宅での撮影を決意しました。

どちらにしても乳幼児の証明写真を撮ることは容易ではないかもしれませんので、お子様のパスポート申請の際は日数に余裕を持っておきましょう。

ちなみに私はパスポートの申請をするたびにいつも前回のことをすっかり忘れているので、足りないものはないかなと毎回ドキドキしてしまいます。

パスポートセンターに行く前の準備を焦らないで済むように必要なものをまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

各都道府県で大きな違いはないと思いますが、今回は神奈川県の場合で調べています。

実際に申請される場合はお住まいの地域のパスポートセンターのHPで事前に確認をしてくださいね。

切替申請で必要なもの
  • 一般旅券発給申請書(10年用か5年用が選べる) 1通
  • 有効中のパスポート
  • 6ヵ月以内に撮影された写真 1葉 【縦45㎜×横35㎜】
  • 住民票の写し 1通 ※
  • 戸籍謄本または戸籍抄本 1通 ※

切替申請ができるのは基本的には残存有効期間が1年未満になってからです。

ただし、海外に長期滞在予定で残存有効期限が不足すると分かっている場合は1年以上残っていても申請できます。

結婚などで戸籍の名前が変わったり、本籍の都道府県が変わったりした場合も同じく申請できます。

切替申請をすると、今までのパスポートの残存有効期限は切り捨てられて、新しいパスポートの発行日から新たにカウントされることになります。

一般旅券発給申請書(10年用か5年用が選べる)

一般旅券発給申請書(10年用か5年用が選べる)は市役所や区役所でも入手できますが、外務省のHPから「パスポート申請書」をダウンロードすることもできます。

18歳以上であれば10年用と5年用のどちらか好きな方を選べますが、申請日に18歳未満の場合は5年用しか選べません。

あなたはいつもどちらを選んでいますか?私は20代の頃はなぜか5年用を選んでいたのですが、結局5年はあっという間だったので今は10年用にしています。

10年用と5年用の記入方法は基本的には同じなのですが、申請書の記入例などを見ながら書くのがおすすめです。

有効中のパスポート

有効中のパスポートを返納しないと申請ができないので、絶対に忘れずに持って行ってください!

持って帰れるって聞いていたけど、やっぱり回収されちゃうってこと?

返納したパスポートは申請時に確認をした後、穴あけ処理をして無効にしてから返却されますので安心してください。

有効中のパスポート(失効後6ヵ月以内のものを含む)を持っていくことで、本人確認書類としての役割もあるので、本心確認書類を別途用意する必要はありません。

6ヵ月以内に撮影された写真 【縦45㎜×横35㎜】

写真はカラーでも白黒でも大丈夫ですが、申請者本人のみが正面を向いて撮影されたものに限ります。

目の周辺に髪の毛や眼鏡、つけまつげなどの一部や影が入っているものはダメで、もちろんですが帽子もダメです。

頭頂部からあごまでの寸法が34㎜±2㎜でなければ受け付けてもらえません。

その他にも各寸法を満たしている必要がありますので自動証明写真機での撮影時にはご注意ください。

申請時に不適当な写真と判断された場合は撮り直しをお願いされることもあります。

住民票の写し

申請する各都道府県内に住民登録がある場合はパスポートセンターで住基ネットにより住民登録の確認ができるので、住民票の写しは不要です。

もし提出が必要な場合は申請日前の6ヵ月以内に発行されたもので、「住民票コード」と「マイナンバー」が記載されていないものを用意しましょう。

戸籍謄本または戸籍抄本

有効中のパスポートを持っていて、氏名や本籍の都道府県などに変更がない場合は省略できます。

不明な場合は事前にパスポートセンターに確認してくださいね。

新しいパスポートを受け取るまでは渡航することができないので、切替申請をするときはタイミングに注意して日数に余裕を持って行いましょう。

ちなみに申請は代理の方でもできますが、受け取りは本人のみとなります。

もしあなたが何らかの理由で申請に行けない場合は、申請書の「申請書類等提出委任申出書」と「所持人自署」の欄に記入をしてから代理の方にお願いしましょう。

代理の方に行ってもらう場合は代理人の本人確認書類も必要になるので、忘れずに伝えて下さいね。

新規申請で必要なもの
  • 一般旅券発給申請書(10年用か5年用が選べる) 1通
  • 戸籍謄本または戸籍抄本 1通
  • 6ヵ月以内に撮影された写真 1葉 【縦4.5㎝×横3.5㎝】
  • 本人確認書類
  • あれば期限切れのパスポート(紛失した場合は申請窓口で伝える)
  • 住民票の写し 1通 ※

切替申請と異なるのは戸籍謄本(または戸籍抄本)と本人確認書類が必須になることです。

それ以外は切替申請と同じなので、異なる部分だけ説明をしておきますね。

戸籍謄本または戸籍抄本

切替申請の場合は変更事項が無ければ不要となっていましたが、新規申請の場合は必須になります。

申請日よりも前の6ヵ月以内に発行された原本を1通準備しておきましょう。

本人確認書類

コピーでは受け付けてもらえないので、必ず原本を持参してください。

また、氏名・生年月日・性別・住所・本籍が戸籍や住民票と一致しているものでなければなりません。

本人確認書類には1点で認められるものと2点の組み合わせで認められるものがあります。

持っていこうとしている書類がどちらに当てはまるかは事前に確認しておきようにしましょう。

ちなみにパスポートは出生後から作れますので、申請者が赤ちゃんであっても本人確認書類は必要になります。

まとめ

  • 期限切れのパスポートを捨てるときは返納義務を果たしてから出ないと旅券法違反になる
  • 期限切れのパスポートはパスポートセンターでVOIDスタンプを押してもらうか穴を開けてもらった後であれば自分の好きなタイミングで捨てることができる
  • 期限切れのパスポートを捨てるときは個人情報が漏れないようにシュレッダーなどで細かくしなければならない
  • 確実に期限切れのパスポートであれば紛失しても届け出を出す必要はないが、どこで悪用されてしまうか分からないので保管方法を考え直す必要はある
  • 有効期限内のパスポートを紛失した場合はすぐに無効にするための手続きを警察署とパスポートセンターの2ヵ所で行う必要がある
  • パスポートは期限が切れる前に更新(切替申請)をした方が書類が少なく済むので少し楽

パスポートは継続的に切替申請などをしているのであれば、捨てる方法を改めて考える必要はないかもしれません。

古いパスポートに穴あけ処理をしてもらった後記念にずっと保管してきたけど、そろそろ処分しようかなと思うこともありますよね。

申請をするとき以外でもパスポートセンターに持って行って処分をお願いすることもできるので、自分で処分するのが不安であれば持っていく方が楽かもしれません。

まだ返納をしていない期限切れのパスポートがご自宅にある、という場合はまずはパスポートセンターで穴あけ処理をしてもらいましょう。

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