背中のニキビが大きなしこりになってしまった!原因と治し方を解説

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ニキビの悩みの多くは顔にできるものですが、なかには背中にできてしまうことがありますよね。 

背中のニキビがしこりになって、服があたるだけで、とても痛い

先日、妹の背中を見ると、ニキビが悪化して赤く大きなしこりになっていたのです。 

ニキビというと、皮脂の過剰分泌がもたらす肌荒れのように思えますが、背中ニキビは年齢や性別に関係なく現れるのが特徴的です。 

背中は意識しなければ視界に入らない部位であり、 知らず知らずのうちに、背中のニキビが大きなしこりになってなかなか治らない、という悩みをよく聞きます。  

ここでは、ニキビに似た粉瘤(ふんりゅう)の見分け方と背中ニキビの原因、治し方についてお話しますね。 

先にお話しますと、ニキビと粉瘤はニオイや見た目、触った感触などで見分けることができますよ。 

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背中のニキビに似たしこりは粉瘤かも?見分け方を解説 

顔にできるニキビとは違い、背中のニキビは自分では気づきにくいものです。 

そのため、私の妹のように、背中のニキビが知らないうちに悪化してしまい、大きなしこりになることもあります。 

背中にできたしこり、ニキビじゃなくて粉瘤(ふんりゅう)かもしれません。

粉瘤は症状も見た目もニキビと区別がつけにくいため、よく間違えられます。

背中のしこりが悪化して痛みを伴うと、とてもつらい日々を過ごすことになり大変ですよね。 

背中のしこりはニキビだけじゃない!粉瘤の可能性も 

背中に赤くて大きいしこりができたことはありませんか? 

背中のしこりはニキビだけではなく、ニキビとよく似た症状で粉瘤(ふんりゅう)があります。 

ニキビと粉瘤は見た目が似ていることもあり、見分けがつけにくいです。 

粉瘤はアテロームとも言われ、皮膚の下にできる「ニキビの袋」で良性の皮下腫瘍です。 

老若男女問わず、だれでも、体のどこにでもできる、角質や皮脂がたまってできたしこりです。 

自然になくなることもありますが、多くは放っておくと徐々にしこりのサイズが大きくなります。 

粉瘤が細菌感染を起こすと、急に大きくなり、赤くはれて痛みを伴います。 

背中のしこりがニキビなのか粉瘤なのかの見分け方

見た目は似ていても、ニキビと粉瘤は特徴と治療法が異なります。 

背中のしこりがニキビなのか粉瘤なのか見分けるためには、下記の点に注目してみてください。

特徴ニキビ粉瘤(ふんりゅう)
ニオイほとんどなし中央の穴を押すと、くさくて白い粥状のものが出る
見た目症状によって、白や黒、赤色 
中心部に黒い点がない
中心部に黒い点(毛穴の開口部)がみられる 
触った感触ほとんどしこりなし 
膿がたまると、しこりを感じる
皮膚を動かすと、しこりも動く

中心あたりに黒い点が見える「黒ニキビ」となかなか見分けがつかないこともあるようですので、気になるしこりができたら、迷わず病院を受診しましょうね。

背中ニキビが悪化してしこりになるまでのプロセス 

背中ニキビのできはじめは、皮膚が軽く盛り上がるだけで、しこりまでは感じません。 

背中ニキビの症状が進行すると、炎症を起こして痛みを感じたり、詰まった皮脂が酸化して毛穴が黒くなったりします。 

さらに悪化すると、炎症を起こしたニキビが化膿して膿がたまり、しこりになります。 

つまり、背中のしこりはある日突然ポコッとできるわけではないのです。 

それではまず、ニキビができる仕組み、ニキビの進行を説明しますね。 

  1. 毛穴の周りの角質が厚くなり、毛穴に皮脂がたまりやすい状態になる
    ニキビができやすくなっているが、肉眼では確認できないレベル
  2. 毛穴の中では過剰に分泌された皮脂のつまりが進み、コメドと呼ばれる毛穴の出入り口をふさぐ栓ができる 
    わずかに皮膚が盛り上がり、触れるようになってくる
    黒くボツボツしたコメドが粉瘤と見分けがつかないことも
  3. 毛穴の中でアクネ菌や細菌が増殖して炎症を起こし、赤くはれる
  4. さらに炎症が進むと、幹部が化膿し、黄色い膿が見える状態になる
  5. さらにひどくなると、毛穴の周りに炎症が広がり、皮膚の下に膿や血がたまり、痛みとしこりを感じる

ニキビが悪化し、痛みとしこりを感じるようになると、症状が治まってからも色素沈着やニキビ跡が残りやすくなります。 

「そのうち治るでしょう」と思っているうちに、ニキビは症状が進行していきます。 

特に背中は初期のニキビに気づかないことが多いので、毎日の適切なお手入れが肝心ですよ。 

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背中ニキビの原因は汚れの洗い残し!清潔が大事!

年齢や性別に関係なくできる、背中ニキビ。思春期にできるニキビよりも治りにくく、再発しやすい傾向があります。 

こじらせると厄介な背中ニキビの主な原因は「汚れの洗い残し」。肌を清潔に保つことで背中ニキビを予防することができます。 

背中ニキビの原因を知り、具体的な予防法をみていきましょう。 

背中ニキビの主な原因は汚れの洗い残し

背中は皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発でニキビができやすい部位です。 

背中にニキビができてしまうのは、皮脂の過剰分泌も関係しますが、多くは「汚れの洗い残し」が原因となっています。 

特に髪が長い女性の場合、髪の毛で隠れる背中は、洗い残しや流し忘れが発生しやすいです。 

また、背中はボディケアやスキンケアも疎かになりやすい部位ですよね。 

確かに、背中は気をつけて洗ってないかも。あと、入浴後に顔には化粧水や乳液を塗るけど、背中は、ケアを忘れがちだよな~

皮脂が分泌されやすく洗いにくい、その上ケアも行き届かないと悪条件が揃っているため、背中にニキビができやすく悪化しやすくなっているのです。

肌を清潔に保つことで背中ニキビを予防できる 

背中のニキビは、原因となる「汚れの洗い残し」を取り除き、肌を清潔に保つことで予防できます。 

背中ニキビの予防のためにも、下記の点に気をつけましょう。

  • 汚れなどは石鹸などの泡で優しく丁寧に洗い、たっぷりの水やぬるま湯でしっかり流す 
  • 入浴後は保湿クリームやローションを塗る
  • 濡れた髪の毛から雑菌が繁殖し、背中に影響を及ぼさないように、髪の毛をしっかりとドライヤーで乾かす 
  • 肌に触れる下着や衣類、寝具は常に清潔な状態を保つようにこまめに交換・洗濯をする
  • 衣類の洗濯洗剤や柔軟剤を低刺激のものに変える 
  • 肌触りがよく、通気性・吸湿性の高い素材の衣類を選び、こまめに着替える

入浴時に洗う順番を気をつけることが大切です。

頭を先に洗って、シャンプーやリンスのすすぎ残しがないように、入浴最後に背中をシャワーでよく洗い流しましょう。

髪の毛が長い場合は、洗い終わったら髪を結んで背中を洗う邪魔にならないようにします。

毎日当たり前にしていることばかりですが、背中ニキビが悪化し、大きなしこりにまでなってしまった時には、特に気をつけましょうね。 

背中は自分ではケアしにくい部位だからこそ、入浴時などにこまめに鏡でチェックしつつ、予防につながる対策を取り入れることが大切ですよ。

背中ニキビの治し方は?触らず病院で治療を受けよう! 

背中は自分の目では確認しにくく、放っておくと悪化してしまうケースも少なくありません。 

背中にニキビを見つけたり、しこりを感じたりしたら、触らないことです。 

悪化してからだと、治療に時間も労力もかかるので、早めに病院を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。 

気になる背中ニキビの治し方は触らないこと

ニキビの治し方で、つぶすと早く治るっと聞いたことあるけど?

背中のニキビを触ったりつぶしたりすると、かえって悪化を招きます。 

ニキビになるべく刺激を与えないように、極力触らないことが大切です。 

手や髪の毛が触れないように髪の毛を結ぶなど、日々の生活から気をつけるといいですよ。 

背中ニキビは迷わず速やかに病院で治療を受けよう 

「ただのニキビだから、大丈夫だろう」と軽視していると、悪化して痛みを伴うしこりになったり、跡が残ったりするため、早めに病院で治療を受けることをおすすめします。 

背中にできたニキビの治し方として、自己流で市販薬を使うのはやめましょう。 

背中ニキビは同じところに繰り返しできることもあるため、症状が軽めであってもセルフケアはお勧めできません。 

原因に応じた正しい治療を受けるためにも、迷わず速やかに病院を受診しましょうね。 

まとめ

  • 背中のしこりはニキビだけではない、粉瘤(ふんりゅう)の可能性も 
  • 粉瘤と背中ニキビの見分け方はニオイ、見た目、触った感触 
  • 背中のニキビがしこりになるまでには症状の進行過程がある
  • 背中ニキビの主な原因は汚れの洗い残し
  • 肌をきれいに保つケアをすることで背中のニキビを予防できる
  • 背中ニキビの治し方は、触らず速やかに病院で治療を受けること

背中ニキビをしこりにまで悪化させないためには、正しいスキンケアや体調に不調が出ないように心がけることが大切ですね。

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