洗濯機買い替え時の引き取りは無料?下取りや処分前の準備方法も紹介!

残念ながら家電リサイクル法という法律に基づき、洗濯機買い替え時の引き取りも無料ではなく料金が発生します。

料金はどのくらいか、無料や下取りの道はないのか気になりますね。

実は使える洗濯機ならば、下取りの可能性ゼロではありません。

ただし、洗濯機の状態によって違いはありますが、下取りにはリスクもついてきます。

無料でなくても引き取りを頼むか下取りにして出費を抑えるか、判断するのはあなたです。

この記事では、あなたと一緒に洗濯機の買い替え時に古い洗濯機をどう処分するとよいのかを考えていきますよ。

記事の最後には、古い洗濯機を引き取りしてもらう場合の準備方法もお伝えしますよ。

洗濯機の買い替え時でも引き取りは無料ではない!

洗濯機を買い替える際の引き取りであっても、家電リサイクル法の決まりによって無料にはなりません。

処分は、無料でやってくれるどころか反対にお金がかかります。

引き取りにどのくらいのお金がかかるか、少しでもお得な方法がないか解説しますね。

無料とまではいきませんが、新しい洗濯機を購入した店に同時に引き取りも頼むと、かなりお得なキャンペーンもあるので要チェックですよ。

洗濯機は家電リサイクル法の対象なので処分は有料

処分したい洗濯機を買い取ってもらおうなんて、ひなさんの考えは甘すぎます!

家電リサイクル法という法律があることを知っていますか?

不要になった洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンの4品目を処分するときには買い取ってもらえるどころか、料金がかかります。

指定されている4品目を廃棄する場合は家電リサイクル券を購入しなくてはいけません。

この料金は、不要になった製品から廃棄物を減らして環境を守るために、まだ使える部品や材料をリサイクルする作業に必要なお金なのです。

洗濯機の処分費用の相場は、リサイクル券料金が2,530円（税込）運搬費用1,650円（税込）合計で4,180円（税込）くらいです。

洗濯機のリサイクル料金は製造メーカーによって、運搬費用は業者や洗濯機の大きさによってかなり変わってきます。

運搬費用はこの次の項で表にしてお知らせしていますよ。

洗濯機メーカー	リサイクル券料金
日立　パナソニック　東芝　アクア　シャープ、ハイアール など	2,530円（税込）
サムスン電子	2,640円（税込）
アイリスオーヤマ　山善　ツインバード　エレクトロラックス など	3,300円（税込）

上の表にない洗濯機メーカーについては家電製品協会家電リサイクル券センターのサイトで確かめてくださいね。⇒家電製品協会家電リサイクル券センター

搬入時に引き取ってもらうと運搬料がお得になる!

洗濯機を買い替えるにあたって、できれば無料で引き取りを頼みたいと思っていたあなたはがっかりしていますよね。

しかし新しい洗濯機を買うお店にお得に引き取ってもらうと運搬費が安くなり、ポイント付与や割引されることも多くあります。

個人でリサイクル券を購入して古い洗濯機を処分するのはなかなか大変な作業です。

それぞれのお店でかなり頻繁にキャンペーンをやっているので調べてみてくださいね。

それから、新しく購入する洗濯機の機種によってもサービスが違いますからチェックが必要ですよ。

新しい洗濯機購入のときに引き取りを頼む方法は簡単!

洗濯機を買い替えるときに、新しい洗濯機を買う店で今まで使っていた洗濯機を引き取って欲しいと伝えるだけでOKです。

もちろんリサイクル券料金や運搬料金は必要なのですが、新しい洗濯機を搬入するのと同時に古い洗濯機の引き取りをしてくれます。

運搬作業や回収に必要な費用の支払いを全部お店にまかせられるので、手続きはとても簡単です。

ちなみに、新しい洗濯機を購入せずに自分で古い洗濯機を処分しようとする場合は以下の通りになります。

1. 郵便局に備え付けられている振込用紙（家電リサイクル券）で料金を振り込む
2. 地域の指定取引場所に自分で運ぶか家電量販店などに依頼して運搬してもらう

家電量販店に頼むときの運搬料金は次の項で表で示しています。

比べてみると、新しい洗濯機を買う店に引き取りを頼むのがとても簡単だとわかると思います。

かかる費用はリサイクル券代金と割引運搬料

洗濯機の買い替え時に新しい洗濯機を買った店に引き取りを頼む場合も、リサイクル券の購入代金以外に運搬料がかかります。

私もヒナさんと同じように感じたのですが、古い洗濯機を指定取引場所に運ぶ料金も含まれているのです。

新しく購入せずに洗濯機の引き取りだけを頼むと運搬費は一層高くなります。

参考までに引き取りだけのときの運賃も表に入れましたよ。

家電量販店名	新しく購入した場合の洗濯機運搬費 （税込）	引き取りだけのときの運搬費 （税込）
ヤマダ電機	1,650円	4,400円
ノジマ電気	1,650円	3,300円
ケーズデンキ	2,200円	5,500円
ビックカメラ	1,650円	5,000円
ヨドバシカメラ	550円	2,750円

新しい洗濯機への買い替え時に引き取ってもらう方がかなりお得なことがわかっていただけたと思います。

洗濯機の買い替え時に下取り依頼は可能?業者も紹介!

確かに、いざ古い洗濯機を処分しようと思ったらまだまだ使えそうな気がしてきた…となると、どこかで下取りしてもらえないかと考えますよね。

あなたの洗濯機が下取りしてもらえるかどうかは、お店や業者などの判断次第です。

下取りをしてくれるお店の候補は下の3種類です。

ただし、結局どこでも下取りしてもらえなかった場合には自分でリサイクル券を買って指定取引場所に運ぶ覚悟をしておいてください。

下取り可能な洗濯機かどうか、セルフチェックできるサイトもあるので試してみるのも1つの方法ですね。

下取りを依頼しようと思うならばどの方法で行うにしても、念入りに洗濯機の掃除をしてから査定してもらいましょう。

洗濯槽も含めて本体全体がきれいだと査定額が高くなる可能性がありますよ。

家電量販店で買い替え下取りを行っている2店紹介

ノジマ電気とヤマダ電機では下取りをしています。

しかし査定はなかなか厳しく、結局買下取りしてもらえなかったということも多いようなので慎重に考えてくださいね。

下取りチェッカー利用で事前に価格がわかるノジマ電気

ノジマ電気ではオンラインショップで中古品の販売をしているので下取りの需要があります。

下取りをスムーズに進めるためノジマでは「下取りチェッカー」というシステムで事前にだいたいの下取り価格が分かるようにしています。

下取りチェッカーはノジマオンラインのサイトからさがせます。

ノジマの洗濯機下取りサービスの条件は、製造から7年以内のドラム式洗濯機ということです。

縦型洗濯機は対象外ですし、下取りできなかった場合にはリサイクル券料金と運搬費合計の4,180円（税込）の負担を明示しています。

ヤマダ電機は洗濯機のタイプを問わず下取りOK!

ヤマダ電機はリユース製品を販売する部門があり、洗濯機の下取りを行っています。

下取り条件は2015年製～2022年製で破損や不具合がない製品です。

この条件に合えばドラム式洗濯機、全自動洗濯機、2槽式洗濯機全ての洗濯機が対象となっています。

状態がよければ下取りしてもらえるかもしれませんが、こちらもやはり下取り不可の場合にはリサイクル券料金と運搬料がかかります。

リサイクルショップや家電買取業者を利用する方法

リサイクルショップや家電の買取業者であれば、新しくて人気の機種ならば買い取ってくれる可能性はあります。

買い替えかどうかに関わらず、下取りの査定をしてもらって買取を進めることになります。

人気のある機種は、プラズマクラスター洗濯機、ビートウォッシュ、マジックドラム洗濯機、泡洗浄、ビッグドラム、ザブーンなど、いわゆる有名どころですね。

買取値はつかないけれども無料で引き取りということもあるようです。

つまり、リサイクル券代金と運搬料金を合わせたくらいの値段で買い取ってくれるということです。

ひなさんが狙っていた「無料引き取り」が実現するかもしれないということですね。

しかも、洗濯槽のお手入れなどはリサイクルショップや家電買取業者が丁寧にやってくれます。

もちろんその手数料は買取値段にも影響することになります。

それから、搬出がしにくい場所に置いていないかや外に置いて使っていないかも査定に大きく関わります。

業者の中には不法投棄していたり最後に高い回収料金を請求したりしてトラブルになる業者もありますので、十分に注意してください。

事前に十分な下調べをすることと、査定をしてもらったあとでも断ることも頭において交渉することが必要ですね。

フリマアプリやネットオークションの利用もあり?

メルカリやヤフーオークション、楽天ラクマなどのフリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。

送料なども含めて上手く売れれば収入も期待できるかもしれません。

ただしネットオークションへの投稿から引き渡しまでを全てあなたがやるのですから、かなり手間がかかります。

洗濯槽の汚れなどのお手入れもあなたが責任をもってやらなくてはいけません。

洗濯機の汚れについてのクレームやトラブルもかなりあるようです。

自分の使用中についてしまった洗濯槽のカビは仕方がないと許せますが、他人から買ったものは許せなくなることは理解できますよね。

送料は出品者か購入者のどちらかが負担することになるので、価格の設定のときに十分に考えることも忘れないでください。

売れるまでに時間がかかるかもしれないこと、売れなかった場合にはあなたの責任で古い洗濯機を処分しなければいけないこともわかっていてくださいね。

洗濯機買い替え時の引き取り前準備でやることは水抜き

洗濯機買い替えで不要になった古い洗濯機を引き取りにするか下取りしてもらうかは決まりましたか?

いずれにしても、あなたの家から洗濯機を運び出すことになりますね。

洗濯機を処分する前の準備として、必ず水抜きをしておきましょう。

古い洗濯機を運搬してもらうときにこの準備を怠ると、運搬中に水漏れが起こり運搬業者に迷惑がかかります。

縦型洗濯機とドラム型洗濯機では方法少しだけ違うので手順を確認してくださいね。

複雑な手順ではないので、ぜひ一緒にチェックしていきましょうね!

縦型洗濯機の水抜きは2か所だけで手順は簡単♪

まず基本となる縦型洗濯機の水抜き方法の手順をお知らせします。

もちろん洗濯機の中は何も入っていない状態にしておきますよ。

最初に行うのは給水ホースの水抜きです。タオルと必要に応じてドライバーとはずしたネジを入れる袋を用意しましょう。

給水ホースはネジなどでしっかりと固定されていることもありますから、その場合はドライバーを使ってはずしてください。

給水ホースと同様に排水ホースの水抜きも忘れずに行ってくださいね。

排水ホースの水抜きも難しい作業は何もありません。

以上で水抜きの作業は終了で運搬してもらう準備ができました。

はずした部品がなくならないように洗濯槽の中などにまとめて保管してくださいね。

ドラム式洗濯機は糸くずフィルターの水抜きも必要!

ドラム式洗濯機の水抜き方法も、基本的には縦型洗濯機と同じ手順ですが、途中に糸くずフィルターの水抜きが入ります。

給水ホースの水抜きが終わったら、次に糸くずフィルターを緩めます。

出てきた水は洗面器などに受けて、全て出し切りましょう。

水が出なくなったら糸くずフィルターをタオルで拭いて元に戻します。

この後排水ホースの水抜きに取りかかってくださいね。

機種によって多少の違いがありますから、説明書があれば1度確認することをおすすめします。

買い替えと同時に古い洗濯機を引き取ってもらう場合は、入れ替わりで新しい洗濯機が到着します。

洗濯機置き場の掃除もできる範囲でやっておくといいですね。

まとめ

• リサイクル法という法律に基づき、洗濯機を買い替える際でも引き取り無料にならず、出費が発生する
• 出費の内訳はリサイクル券代金と運搬料
• 洗濯機の買い替えと同時に引き取りを頼むと、ポイント付与や割引してくれることも多い
• 洗濯機買い替え時に購入店で古い洗濯機の引き取りを頼めば、リサイクル法に基づく手続きは購入店が全て対応してくれる
• 家電量販店でも下取りしてくれる店がある
• リサイクルショップや家電の買取業者は、新しくて人気の機種ならば買い取ってくれたり無料で引き取ってくれたりする可能性がある
• メルカリやヤフーオークション、楽天ラクマなどのフリマアプリやネットオークションでまだ使える洗濯機を売る方法もある
• 洗濯機引き取りで運搬してもらう前に給水ホースと排水ホースの水抜き、ドラム式洗濯機の場合は糸くずフィルターの水抜きも忘れずに行う

リサイクル法があるために、洗濯機買い替え時でも無料で引き取りをしてもらえないことが分かったと思います。

地球環境を守る取り組みの1つですからやむを得ません。

あなたが選んだ方法で古い洗濯機を処分して、新しい洗濯機で気持ちよく洗濯してくださいね。