バイト始めてまだ1ヶ月だけど辞めたい。これからどうしたらいいんだろう。
大学生のあなたは、今しているバイトを1ヶ月で辞めるにはどうしたらいいだろうと悩んでいませんか?
仕事にしても、バイトにしても辞めるというのは心に大きな負担となりますよね。
安心してください。バイトを1ヶ月で辞める大学生はたくさんいますし、辞めたっていいんですよ。
今回はバイトを辞めるまでに、あなたが取るべき行動と、辞めることを伝える際に気を付けるポイントをお伝えしたいと思います。
さらに後半ではあなたと同じように、バイトを1ヶ月で辞めることを考えている大学生のお悩み相談を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むことで、バイトを辞めることを悩んでいるあなたの頭と心を、少しでも軽くすることができたらと思います。
バイトを1ヶ月で辞める大学生は条件確認し上司に相談
バイトを1ヶ月で辞めることを考えている大学生のあなた。
こんなに短い期間で辞めちゃっていいのかなと不安に思っていませんか?結論から言うと、あなた自身が納得ているのであれば、バイトは1ヶ月で辞めてもいいんです。
あなたは大学生で本業は勉強することです。大学生活はたった数年間しかありません。
楽しく働くことができているなら続ける価値はありますが、やりがいを感じることができないバイトなら辞めることを考えましょう。
数年後、あなたが就職試験の面接を受ける時、嫌々やったバイトの経験を面接官の前で、生き生きと話すことができるでしょうか?
やりがいを感じたバイト経験を自分の感情を込めて面接官に伝えた方が、絶対あなたの将来につながると思います。
そこでまずは、あなたの頭の中で考えていることを紙に書き出し、整理することから始めてみましょう。
バイトを辞めた時のメリットとデメリットを考えてみる
今回は、バイトを1ヶ月で辞めることを選択するあなたにとってのメリットとデメリットを紙に書き出してみましょう。
A4の紙と鉛筆を用意してください。その紙を半分に線を引き左右に分け、辞めることを選択するメリットとデメリットを考え書き出してみましょう。以下は一例です。
バイトを辞めるメリット | バイトを辞めるデメリット |
・ストレスから解放される ・別のバイトに挑戦することで自分に合った環境がわかってくる ・自分の意志で行動する力をつける練習になる ・他のバイトに挑戦することで、色々な仕事の知識や技術を身につけることができる ・他のバイトに挑戦することで新たな人間関係が生まれる | ・収入がなくなる ・辞める癖がつく(かもしれない) ・仕事内容をまた一から覚えなおさなければいけない ・次のバイトをしたときに一から人間関係を築かなければいけない ・場合によっては辞めてしまった自分の判断を責め、自己嫌悪に陥る可能性がある |
自分にとってのメリット、デメリットを書き出し客観的に眺めると、今の自分の状況を冷静に見つめることができます。
すると、ごちゃごちゃしていた自分の気持ちがが少しずつ整理されると思います。
この作業をすることで「もう少しだけ頑張ってみるか!」や、「もう見切りをつけて辞めて、次のステップにいこう!」といった前向きな気持ちが芽生えてくるはずです。
紙に書き出し、バイトを辞めるメリットが、デメリットより多いのであれば辞めることを考えてもいいと思います。
上司に相談することで解決できることもある
すぐに辞めることを判断せずに、バイト先の上司や先輩に相談することで、あなたの悩みを解消できることもあります。
- 給料が少ない→もう少し、シフトの時間を増やしてもらえないか相談する
- 苦手な人がいる→上司に相談し、苦手な人とのシフト時間をずらしてもらう
- 仕事内容が覚えられない→担当する仕事の内容を変えてもらうことが可能か相談する
1ヶ月で退職できるかを労働条件通知書で確認しよう!
あなたがバイトを1ヶ月で辞めることができるかは、あなたのバイト先の労働条件を、労働条件通知書で確認する必要があります。
バイトをしていると、労働条件通知書が渡されない場合も多くあるようです。
しかし、自分の契約内容を知る意味でも、もらっている場合は、労働条件通知書を一度確認してみると良いでしょう。
バイトを辞める際に関係する法律や就業規則の優先順位は、以下のようになります。
最優先:労働基準法
2番目:就業規則
3番目:民法
バイトをすぐに辞められるかどうかは、雇用期間の定めの有無や退職理由によって異ってきます。
雇用期間の定めがない場合
雇用期間の定めのないアルバイト雇用の場合、法律上は2週間前までに退職の意思を伝えれば良い(民法627条1項)
この場合では、退職する予定日より2週間前にあなたがバイト先に辞めることを伝え、バイト先である雇用主が合意した場合、「合意退職」という扱いになります。
あなたのバイト先の就業規則が、「辞める時は1ヶ月前までに伝える」というルールになっているとします。
この場合、上記の民法が定める「2週間前までに伝えればいい」というルールより優先されることになります。
これは、会社側が、シフトを組み直して代わりとなる人を探すための時間的余裕を確保したいという理由があるからです。
社会人のマナーとして就業規則を守ることが、あなたも雇用主も満足できる円満な退職につながります。
有期雇用契約の場合
- 有期雇用の場合は、法律上「やむをえない理由」がない限り原則として、期間が満了する前に辞めることができない。ただ、雇用期間が「1年以上3年未満」の契約の場合、1年経過すると、自由に退職が可能となる(労働基準法137条)
- 有期雇用の人でも「やむをえない理由」があれば、期間満了前に退職することができる(民法628条)
上記に挙げられている「やむをえない理由」としては「労働条件が実態と違う」「妊娠や出産」「自身の病気や家族の介護」などが考えられます。
例えば、最初に聞いていた労働時間以上にシフトを入れられている、給与の未払いがあった、家族の病気などで介護をすることになったといったことが当てはまります。
雇用主から不当な要求をされた場合
雇用主は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。(労働基準法16条、賠償予定の禁止)
バイトを辞める旨を伝えても、辞めさせないようにと、無理にシフトを入れる、怒鳴る、嫌がらせなどの行動がみられるなどパワハラに該当する例もあります。
また、辞めることを伝えると、雇用主から「損害賠償請求する」と伝えられるケースもあるようです。
契約に盛り込まれていないのに、労働者に対して損害賠償請求が可能なケースはほとんどないと言えますので無効と考えて大丈夫です。
ただ、退職の意思表示後、2週間経過せずに出社しなくなり、引き継ぎなどを放棄して会社に損害を与えた場合には、損害賠償請求される可能性がありますので注意が必要です。
過去に労働者に支払いを命じた裁判例が日本にもあります。
困ったことがあった時は、ご両親や身近な大人に相談することをおすすめします。
深刻な場合は、弁護士や労働基準監督署などに相談する方法もあります。大学生のあなたが、決して一人で悩みを抱え込まないようにしてください。
退職は直接バイト責任者に口頭で伝えるのがベスト!
バイトを辞めたい旨は直接対面で、店長などアルバイトの管理をする責任者、または直属の上司などに伝えます。
伝える時間帯は、できるだけ仕事が忙しくない、落ち着いて話せるタイミングを選びましょう。
もしくは前もって、「今日お話ししたいことがありますので、5分か10分、どこかでお時間いただけませんか」と聞いておくのも得策でしょう。
時間をもらえたら「〇月〇日で、バイトを辞めさせて頂きたいです。」と伝えて辞める理由や、時期、必要な手続きを相談します。
なかなか上司に会うタイミングがなければ、電話かメールで伝える
直接会う機会がすぐにない場合は、電話で退職意思があること、次の出勤時に今後の相談をする時間がほしいことを伝えても良いでしょう。
電話で相談する内容は、あくまで「退職したい意向があること」と、「退職に向けて相談する時間をいただきたい」ということだけです。
退職の連絡を電話だけで済ませるようなことは極力避けましょう。
次回、直接上司に会った時に、退職の詳しい理由や、退職時期、必要な手続きの確認を行いましょう。
バイトを1ヶ月で辞める理由は相手を納得させるのが鍵
バイトを1ヶ月で辞める時は上司に、「その理由なら辞めても仕方ないね」と思って貰えるような理由を伝えることが円満に退職することにつながります。
仕事内容がきつい、人間関係が悪いといったことを理由にするのは避けた方がいいでしょう。
私は生きていくうえで正直でいることは大切ですが、相手を不愉快にさせないための嘘はついてもいいと思っています。
今回の場合、本音であっても建て前であっても、とにかく第一の目的は相手が納得する退職理由を伝えるということです。
バイトを1ヶ月で辞める理由が見つからなかった時に役立ちそうな例をあげてみました。
学業に専念したい
あなたが今大学生ならば、大学の勉強が本業となります。バイトに精を出しすぎて、学業が疎かになってしまった例もよく耳にします。
また、バイトのストレスで、学業に身が入らない場合は辞める選択をした方が良いでしょう。
部活やサークル活動が忙しい
部活やサークル活動も大学時代しか味わうことができないことです。
のちに大学時代を振り返った時に、部活やサークル活動の楽しかった思い出はあなたにとって宝物の時間となります。
サークル活動に時間を割きたいのであれば、その旨を伝えましょう。
家庭の事情
人それぞれ家庭の事情は付き物です。家族の病気などで、看病や介護をしなければいけなくなった、家業の手伝いをしなければいけないなどの場合は、その旨を伝えましょう。
距離の問題
バイト先への通勤場所が、自宅や大学から離れている場合は、あなたにとって時間と労力の負担になります。
当初は、このくらいの距離なら大丈夫かなと思い、働き始めます。しかし、いざ働いてみると、通勤とバイト時間に多くの時間を割かれていることもあります。
その際には、正直にその旨を上司に伝えましょう。
<私の経験談>
実際、私も学生時代に、ドラックストアのバイトを短期間でやめたことがあります。
そこに決めた理由は自宅から近かったことと、シフト時間が私の都合いい時間に合っていたからです。
しかし、レジ打ちの仕事は私にはまったく合いませんでした。
もともと数字を扱うのが得意ではないのに、場所と時間帯だけでバイトを選んでしまったため、あまりにも考えが甘かったなと今では思います。
所属しているサークル活動の試合数が多く、練習時間をもっと増やしたいので、バイトを退職させていただきたいです。
もったいないなあ。
時間をやりくりして、なんとかバイトを続けてもらえないだろうか?
上記のように妥協案も提示されましたが、私は、このまま続けるよりもここはすっぱり辞めて、もっと違う仕事内容のバイトを見つけたい気持ちが強かったのです。
大変申し訳ありませんが、大学でしかできないサークル活動を
一生懸命頑張りたいので退職の意向は変わりません。
私はこれでバイトを辞めることができました。
バイトを1ヶ月で辞めることに少しでもためらいがあり、上司からアドバイスをもらうことで迷う自分がいるのであれば、数日じっくり考えてことも良いと思います。
自分以外の人の意見を聞くことで、凝り固まった考えや見方が少し変わって「もう少し続けてみようかな」と思い直すこともあるものです。
ただ、もう、辞めると心に決めているのであれば、慎重に辞める理由を選んで、上司を納得させて円満に辞めることを目指しましょう!
バイトを1ヶ月で辞めるときは知恵袋を参考にしよう
バイトを1ヶ月で辞めることに迷ったらYahooの知恵袋を参考にするの良いでしょう。
あなたもすでにご存じかもしれませんが、Yahooの知恵袋は日常のあらゆる疑問を、他の利用者に向けて質問したり、それらの質問に回答する「知恵」の共有サービスです。
あなたと同じ大学生はバイトを1ヶ月で辞めることについて、どんな悩みを抱えているのか一緒にみてみましょう。
直接上司と会うことができるのが2週間後で、この日を待っていると退職日が1ヶ月後ではなくなってしまいます。
そのため、AさんはあらかじめLINEにて退職したいこととその理由、残りの1ヶ月よろしくお願いしますという旨を連絡しました。
しかし、上司から既読無視をされてしまったようです。
退職の連絡をLINEで送ってしまった自分の行動が非常識であったと反省しているため、今後どのような対応をとればいいのかアドバイスを求める内容を知恵袋に投稿しました。
正直私は、LINEであったとしても1ヶ月前に連絡し、上司に配慮しているAさんにあまり悪い印象はありません。
私がAさんの立場なら、次のバイトまでにまずはもう一度LINEにて謝罪と辞めることを改めて伝えると思います。
この時に以下のような具体的な例文も回答者はあげてくれていたのでとても参考になりました。
「先日はLINEでのご連絡になってしまい、申し訳ありませんでした。」
「改めてお電話にてご説明させていただきたく思います。可能な時間をお教えいただけましたらありがたいです。」
その連絡をしても店長が既読無視だった場合は、次のバイトの時でいいと思います。
他にも回答者から、以下のようにアドバイスや応援のメッセージが投稿されていました。
その後辞めるまでの間、多少雰囲気が悪くなったとしても少しの辛抱です。
他にも自分のシフト以外の時間で、店長がいる時間帯にお店に行って店長が空いている時間に話をするのもありだと思います。
誠意があれば、どんな形であれ店長には伝わると思いますよ。相談者様が無事に辞められることをお祈りしています。
とても心強い助言だと思いませんか?顔を知らない誰かが、悩んでいるあなたのために、こんなにも丁寧にメッセージを書いてくれることに心温まります。
Bさんは、店長から以下のように言われたそうです。
このぐらいの仕事をこなせないようじゃ世の中に出てから大変だし、逃げ癖がついてしまうよ。
君が一生懸命やっているのはわかっているよ。シフトを減らしてもいい思っている。ただ今月中に辞めるのは認めないよ!
Bさんは自分はコミュニケーション能力が低いことを自覚していながらも、仕事には向き不向きもあるのではないかと思い、以下のような質問を知恵袋に投げかけています。
バイトを辞めるのはそんなにダメなことなのでしょうか?
店長が言っている「今月中に辞めるのは認めない」というのは社会的に通じるのでしょうか?
この質問に対して、回答者は店長が言っている「逃げ癖がつく」というのも一理あると認めています。
しかし、仕事にも相性があるので、辞めることもBさんにとってプラスの選択になるのではないかという言葉がけをしてくれています。
ここはすっぱり辞めて見切りをつけることが、Bさん自身の時間を無駄にしない練習につながると思います。
店長の「バイトを辞めるのを認めない」という発言に対しても、次のようにアドバイスしてくれています。
店長が話されていることは、社会的には通じませんので安心してください。
仮に今月中にBさんが辞めたとしても、それを理由に賃金不払いなどをしたら、その会社はブラック企業扱いとなるそうです。
ここまではっきり答えてもらえると、Bさんもほっと胸をなでおろすことができますよね。
さらに回答者は、店長がBさんの良い面を認めてくれている点について、以下の提案をしています。
Bさんが少しでも店長を信頼しているなら、シフトや苦手な仕事を減らしてもらうという手段もありますよ。
これで今月中は頑張ってみて、その結果で来月続けるか、辞めるかの判断をするというのはどうでしょうか?
こちらの質問の回答者は、的確なアドバイスをしながらも、最後はBさんに新たな提案をしてくれていますね。とても参考になる回答だと思います。
退職のことを考えると気分も憂鬱になるかもしれませんが、上記のように、たとえネット上だとしても相談すると親身になって答えてくれる人たちもいるのです。
誰にも相談できずに困った時は、ぜひYahoo知恵袋を活用してみましょう。
まとめ
- バイトを1ヶ月で辞めることを考えている大学生は、まずはノートに辞めるメリット、デメリットを書き出し頭と心を整理しよう
- バイトを1ヶ月で辞めることができるかを、自分のバイト先の労働条件通知書で確認しよう
- バイトを辞める際に関わる法律は労働基準法、就業規則、民法の順番で優先される
- バイトを辞める際はバイトを管理する責任者にできる限り口頭で伝えよう
- バイトを1ヶ月で辞める退職理由は相手に「そういう事情ならしかたないね」と納得させられる理由を選ぼう
- バイトを1ヶ月で辞めることに悩んだ時は、Yahooの知恵袋で同じような悩みを抱えた人の事例を参考にしてみよう
バイトにしても仕事にしても、始める時より辞める時の方が心身ともに労力をつかいますよね。
この記事では、大学生が1ヶ月でバイトを辞める時の手順を示せたのではないかと思っています。
バイトを1ヶ月で辞める大学生のあなたにとって「辞める」という選択が、今後の人生にとってプラスとなることを願っています。
コメント