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プラスチックごみのリサイクル率は世界と比べ日本はとても低い

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普段何気なく捨てているプラスチックごみですが、日本でリサイクルされているのはどれくらいかご存じですか?

どれくらいのプラスチックごみがリサイクルされてるんだろう?

日本のプラスチックごみのリサイクル率は約86%と言われていて、それを聞くととても高いリサイクル率だと思いますよね。

しかし、日本のリサイクル率に含まれるサーマルリサイクルは世界ではリサイクルに含まれないため、実質日本のリサイクル率は12%になります。

このリサイクル率は、OECD加盟国34ヵ国の中で日本は27位という低い順位になっています。

日本のプラスチックごみのリサイクルの現状について、ここから詳しく説明していきますね。

こちらの情報は2022年2月現在のものです。

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プラスチックごみのリサイクル率は日本だと実質12%

日本では、プラスチックの分別回収が世界の中でもトップクラスに進んでいると言われています。

そのリサイクル率は約86%にもなり、世界的に見てもとても高い数値になっています。

しかし、日本でリサイクルに含まれているサーマルリサイクルが欧米ではリサイクルとみなされません。

そのため、日本のプラスチックごみのリサイクル率は実質12%ということになります。

このリサイクル率では、OECD加盟国34ヵ国の中で日本は27位という低い順位になってしまいます。

プラスチックごみのリサイクル方法は3種類ある

プラスチックごみのリサイクルについて、もう少し詳しく説明していきますね。

プラスチックごみのリサイクル方法には3種類あります。

〈マテリアルリサイクル〉

マテリアルリサイクルとは、廃プラスチックをそのまま原料に使って新しい商品を作るリサイクル方法です。

同じものにリサイクルされることもあれば、違うものになる場合もあります。

マテリアルリサイクルの具体例は、ペットボトルやアルミ缶などがあります。

〈ケミカルリサイクル〉

ケミカルリサイクルとは、廃プラスチックを科学的に分子レベルまで分解して、製品の原料として再利用します。

ケミカルリサイクルの具体例は、廃プラスチックをガスに分解して原料として再使用したり、廃プラスチックを油に戻して再利用したりします。

〈サーマルリサイクル〉

サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却加工して、その際に発生した熱エネルギーを回収して利用するリサイクル方法です。

サーマルリサイクルは別名「エネルギー回収」や「熱回収」とも言われています。

サーマルリサイクルの具体例は、焼却する際に生まれるエネルギーを、温水の熱源や冷房に使用します。

なので、ごみ焼却施設にスポーツ施設や温水プールが隣接されているのはこのためなんですね。

私の市にある市営プールも隣に焼却施設があるわ。

サーマルリサイクルはリサイクルじゃないの?

日本のプラスチックごみのリサイクル率は、以下のようになっています。

マテリアルリサイクル23%
ケミカルリサイクル4%
サーマルリサイクル58%

日本ではリサイクル率約86%としてうたっているのは、この3つのリサイクル方法の合計になっています。

欧米では、サーマルリサイクルで発生した熱エネルギーを一定の目的に利用しているということからリサイクルとはとらえられないのです。

さらに、日本はマテリアルリサイクル23%のうちの15%を中国への輸出に頼っていました。

したがって、国内でのマテリアルリサイクル率は実質8%しかされていません。

マテリアルリサイクルはたったの8%しかされていないんだね。

しかし、中国は2018年から廃棄物の輸入規制がされるようになりました。

その理由は、中国の経済成長によって、ごみの発生量が急増し、輸入した資源化できない廃プラや有害物質の野焼きや不法投棄が増えたことです。

それらが深刻な環境問題となってきたことで、各国からの資源ごみの輸入規制の措置をとったわけです。

日本は年間約150トンの廃プラスチックを中国に輸出していたため大打撃を受け、中国以外への輸出を進めました。

しかし、タイでも輸入規制を強化するなど、世界的に廃プラスチックを輸入規制する流れになってきています。

そのため、日本の廃プラスチックをリサイクルできるような体制や、廃プラスチックを出さない体制を整えることが急務となっています。

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プラスチックゴミ問題とは何なのか徹底解説!

プラスチックは生活の中で欠かせない存在となっていますが、世界中でこのプラスチックゴミ問題が深刻になってきています。

このプラスチックゴミ問題とは何なのでしょうか?

それは、大量のプラスチックゴミが海に流れていき、海を汚染している「海洋汚染問題」です。

その海洋汚染問題の中でも、小さなマイクロプラスチックの問題が深刻となっています。

プラスチックゴミは海を汚染している

陸から河川を通じて大量のプラスチックゴミが海に流れていき、環境汚染や海洋生物への汚染の影響が深刻となっています。

世界中の海にあるプラスチックゴミは約1億5000万トンもあると言われていて、さらに年間約800万トンが新たに流入していると推定されています。

800万トンを重さにして例えると、ジャンボジェット機5万機相当にあたるんですね。

ジャンボジェット機5万機分もプラスチックゴミが海に流れていってるんだ!

そのプラスチックに魚が絡まってしまったり、餌と間違えて食べてしまったりすることで、傷ついたり死んでしまったりしています。

打ち上げられた魚のお腹の中に大量のゴミが詰まっていたというニュースもよく報道されていますよね。

英スコットランドの海岸に打ち上げられたマッコウクジラの胃の中に、100キロのゴミが詰まっていたニュースはとてもショッキングでした。

マイクロプラスチックは人間の体にも影響している

また、プラスチックゴミが海に流れていって、波に削られて小さくなり、5ミリ以下になったものを「マイクロプラスチック」と呼ばれています。

この小さなマイクロプラスチックを食べた魚を人間が食べて、知らないうちに体内にプラスチックが蓄積して悪い影響を与える恐れもあるんですね。

このマイクロプラスチックの発生する原因には2つあって、1つは自然環境にさらされて劣化することで小さな破片になったものがあります。

もう1つは製品の原材料として小さく加工されたビーズ状のプラスチック(マイクロビーズ)があります。  

洗顔料や歯磨き粉に含まれているスクラブ剤もマイクロビーズにあたり、生活排水と一緒に海に流れていってしまうのです。

洗顔料や歯磨き粉のスクラブもマイクロプラスチックなんだ!

また、メラミンスポンジはメラミン樹脂からできていて、汚れを落とす際に削れてそのカスが排水に流れていきます。

アクリルスポンジも同様に、原料が石油で作った繊維状プラスチックで、摩擦でとけた毛が分解されずに排水に流れていきます。

どちらも洗剤が不要な点はいいのですが、実はマイクロプラスチックをどんどん製造していることになるんですよ。

アクリルスポンジは環境にいいと思って使ってたけど、それも環境汚染に繋がってたとは知らなかった。

マイクロプラスチックを減らすため私達にできること

マイクロプラスチックを減らすためは、プラスチック自体を減らす必要がありますが、今すぐにできることも沢山あります。

  • プラスチック製品を買わない
  • マイクロビーズの入っていないものを買う
  • ゴミをポイ捨てしない
  • マイバック、マイ箸、マイカップなどを使う
  • 洗剤やシャンプーは毎回ボトルを買わずに詰め替えて使う
  • 食品用ラップをエコラップにする
  • 外でプラスチックゴミを見かけたら拾う
  • 海岸の清掃活動に参加する

これ以外にも、家庭でできることはあると思います。

私も外出した時には、プラスチックゴミが落ちていたら拾うようにしています。

ひと事ではなく自分ごとととらえて、まずは自分に何ができるかを考えて、実践していくことが大切です。

プラスチックごみの種類を知ることも大事

そんな問題となっているプラスチックごみですが、リサイクルするためにはしっかりと分別する必要があります。

まずはプラスチックごみにはどんな種類があるのかを知ることが大事です。

なので、プラスチックの種類や性質ついて、少し説明していきますね。

日本では資源有効利用促進法で、飲み物や容器などプラスチックでできた製品に識別表示マークを入れる決まりになっています。

識別表示マークの下にPEやPETという表示は、使用しているプラスチックの略語が入っています。

以下に代表的なプラスチックの名称や略語などをご紹介しますね。

名称略語性質用途
ポリエチレンPE  水や薬品に強く加工しやすい。白っぽく不透明で燃えやすく水に浮く。シャンプーリンス容器、レジ袋、ラップ、洗面器
ポリエチレンテレフタラート PET透明で薬品や圧力に強く、強度が高い。水に沈む。ペットボトル、卵の容器、フリース、カーペット
ポリスチレンPS透明で水や薬品に強く、かたい。発泡スチロール(発泡ポリスチレン)になる。水に沈む。CDケース、使い捨ての食器、ボールペンの軸
ポリプロピレンPP薬品に強く、水に浮く。熱にも強く140度の熱まで耐えられる。ストロー、ペットボトルのキャップ、衣装ケース、自動車部品
ポリ塩化ビニル(塩ビ)PVC最も毒性が強い。水や薬品に強く燃えにくい。水に沈む。消しゴム、ホース、おもちゃ、ラップ、シャンプーボトル
アクリル樹脂PMMA無色透明で日光にあたっても変色しない。水に沈む。コンタクトレンズ、定規、光ディスク、水槽
AS樹脂SAN透明で熱や衝撃に強く、傷つきにくい。調味料容器、ピアノの鍵盤、使い捨てライター、扇風機の羽
ABS樹脂ABS不透明で衝撃に強く割れにくく、熱にも強い。パソコン、プリンター、旅行用トランク、テレビ

これ以外にも、プラスチックの種類は沢山あります。

プラスチックごみをリサイクルするには、同じ種類に分別する必要があります。

なので、何がどの材質でできているのかを知ることで、分別する時に仕分けしやすくなりますね。

プラスチックゴミの基本的な分別の仕方について

では、プラスチックゴミの分別の仕方は何が正しいのでしょうか?

しっかりと分別して出したいと思っているからこそ、悩むことも多いですよね。

自治体によって決まりも様々で、出し方が異なることもあるかと思います。

なので、基本的な分別の仕方についてご説明していきます。

〈異物が混入しないようにする〉

作業する方の安全を守るために、ガスライターやガスボンベなどの可燃物や、刃物・剃刀・乾電池などの危険物を入れないように徹底して下さい。

注射器や注射針などの医療系廃棄物も感染のおそれがあるため、ゴミに入れないように注意しましょう。

医療系廃棄物はかかりつけの病院や医療廃棄物専門の収集業者へ依頼してください。

〈汚れは洗ってキレイにする〉

プラスチックが汚れていたら、洗ってキレイにしましょう。

例えば、カップ麺の容器は中を洗ってキレイにします。

お菓子の袋であれば、残っているお菓子のカスをはらい、汚れの少ないものであればそのまま捨てても大丈夫です。

ラップなどについた汚れは、洗うことが難しいので、リサイクルとしては出すことができません。

お住まいの地域のルールにのっとって、捨ててください。

ペットボトルはそのまま捨てるのではなく、キャップとラベルと本体に分けます。

キャップと本体は軽く洗って乾かし、本体はかさばらないように、軽くつぶしてください。

つぶし方は、横面同士が合わさるよう縦方向につぶすのがいいんだって!

醤油のボトルなどでキャップを外した後にリングが残る場合、無理に取る必要はなく、そのまま出してください。

それ以外のものも、地域のルールに従って分別して捨てましょう。

〈二重に袋に入れて捨てない〉

袋収集を行っている場合、収集する袋の中にさらに小袋を入れないようにしましょう。

選別する工程の時に、外の袋は破れても中の小袋が破れないことがあります。

そうすると再商品化する際に、品質が低下してしまいます。

なので、小袋から出して、収集袋がゴミでいっぱいになるように入れてくださいね。

プラスチックゴミの品質を確保するためにも捨てる時にしっかりと分別して出しましょう。

まとめ

  • プラスチックごみのリサイクル方法は、マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル・サーマルリサイクルがある
  • サーマルリサイクルは欧米ではリサイクルとみなされないため、実質のリサイクル率は12%
  • 日本のプラスチックごみのリサイクル率は、OECD加盟国34ヵ国の中では27位という低い順位である
  • 大量のプラスチックごみが海に流れていき、海を汚染している「海洋汚染問題」となっている
  • プラスチックごみが海に流れていって、波に削られて小さくなり、5ミリ以下になったものを「マイクロプラスチック」と呼ばれている
  • マイクロプラスチックを魚が食べて、その魚を人間が食べて、知らないうちに体内にプラスチックが蓄積する恐れもある
  • マイクロプラスチックを減らすために、プラスチック製品を買わない、ごみをポイ捨てしないなど家庭でできることを実践することが大事
  • プラスチックの種類には、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどがある
  • プラスチックごみの分別する時は、異物が混入しないようにしたり、汚れを洗ってキレイにしたり、二重に袋に入れないようにする

今、ごみを当たり前のように無料で捨てることができます。

しかし、国内の最終処分場は、環境省の発表によるとあと21.4年(2019年度末現在)で満杯になると言われています。

そこが満杯になった後の埋め立て地を見つけることが難しいのが現状です。

なので、企業だけでなく、私達一人一人がごみを減らす意識を持ち、リサイクル率を上げていかなければならないですね。

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