あなたは日常生活で「ハグ(抱擁)」していますか?
恋人や夫婦だけでなく、友達、親子など、ハグをできる相手はさまざまですよね。
愛情表現としてはもちろん、嬉しいときや悲しいことがあったときもハグすることがあると思います。
実はこのハグには、とっても大きな効果があるんです。
大好きな人とのハグは、確かにすっごく心が落ち着く気がする!
ハグによる効果は、睡眠の質の向上やストレスの解消などたくさんあります。
あなたが抱えている生活の悩みはどのようなものでしょうか?
最近仕事で疲れているのに、よく寝られない…。
こんな睡眠の悩みを抱えているあなたも、大切な人とのハグで解決できますよ♪
それでは、ハグによる効果や睡眠の質が良くなる理由など、解説していきます!
ハグの効果は睡眠の質を向上させる!その仕組みは?
私たちはハグによって、大きく分けて3つの効果を得られます。
- リラックス効果
- 安眠効果
- ストレス解消
では具体的にどんな効果なのか、細かく説明していきますね。
ハグによって得られる3つの嬉しい効果とその理由
3つの効果「リラックス効果」「安眠効果」「ストレス解消」について、ひとつずつ見ていきましょう。
リラックス効果
ハグをすることによって幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンが分泌されることによって、血圧の上昇が抑えられ、脈拍も落ち着きます。
それにより、深く呼吸できるようになり体がリラックスできるのです。
また、ハグは自律神経にも働きかけます。ハグをすることで副交感神経が優位になり、心がリラックスした状態になるのです。
安眠効果
幸せホルモンのオキシトシンは、「セロトニン」も活性化させます。
セロトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の材料になるのです。
つまり、セロトニンが多く分泌されることで、メラトニンが分泌されやすくなり、夜ぐっすりと眠れるようになり、睡眠の質も上がります。
ハグによって分泌されたオキシトシンが、セロトニンの分泌を促し、そのセロトニンが睡眠ホルモンのメラトニンのもとになることで、安眠効果が得られるということです。
ストレス解消
オキシトシンは、ストレスホルモンである「コルチゾール」を下げます。
ハグによってリラックス効果が得られることも、ストレスの軽減に繋がります。
これらによって、ハグがあなたのストレスの解消に繋がるのです。
たった30秒のハグで、ストレスが30%軽減されるというデータもあります。
良い効果の得られるハグの仕方とは?
しっかり良い効果を得られるハグをするためには、ポイントが4つあります。
- 誰とするか
- いつするのか
- できるだけ密着する
- 笑顔で
それではこれらのポイントをひとつずつ説明していきますね。
ハグをするなら相手は誰でもいいの?
ハグをする相手は誰でもいいというわけではありません。
そもそも、ハグは誰とでもできるわけではありませんよね。
先ほど紹介したハグによる嬉しい効果を得られるのは、愛情を感じる相手とのハグだけです。
嫌いなものや苦手なものと触れ合うと、体が緊張して神経が興奮してしまうため、このような相手とハグをした場合、ストレスが大きくなってしまいます。
幸せホルモンのオキシトシンは、気持ちがこもっている相手とのハグでのみ分泌されます。
ハグはいつするのがいいんだろう。
ハグをするのはいつでも大丈夫です。しかしハグによる効果は、継続することでさらに大きくなり、健康にも良い影響を与えます。
そのため大切なとのハグを習慣化することでより良い効果を得られます。
生活の中でハグをするタイミングを決めておくと、習慣化しやすいです。
- 出勤前に夫婦で
- 子供を見送るときに
- 寝る前に
- 友達と別れ際に
ただし大事なことは、気持ちのこもったハグをすることなので、お互いにしたいと思えるタイミングで取り入れていくことをおすすめします。
ハグをするときに気をつけることはあるかな?
ハグをする際は、体ができるだけ密着するようにするのがポイントで、触れ合う部分が広いとより強い安心感が得られますよ。
ハグしながら背中を優しくさすってあげると相手がさらにリラックスできるようです。
笑顔でハグすることも重要です。笑顔によって「オキシトシン」「セロトニン」「ノルアドレナリン」「エンドルフィン」という4つの幸福物質が出ると言われています。
ハグによる効果と笑顔による効果を一度に得られるなんて、お得ですよね!
ぜひこれらの4つのポイントを踏まえて、ハグを生活に取り入れてみてくださいね♪
ハグの効果は子供にも大切!心も身体も健康に
ハグは子育てにおいてもとっても効果のある大事なものです。
ハグによって幸せホルモンの「オキシトシン」が分泌され、親子間の信頼関係が深まります。
さらにオキシトシンによって、子供の幸福感を高められ、不安やストレスも軽減されるため、自己肯定感を高められるのです。
先ほどから何度も「オキシトシン」について説明していますが、まだまだオキシトシンによる効果があります。大きく分けると次の通りです。
- 体の健康
- 心の健康
- 脳の活性化
それではオキシトシンによって得られる効果を、3つに分けて説明しますね。
体の健康
オキシトシンの受容体は、心臓に多く分布しています。
そのため、オキシトシンが分泌されると血圧や心拍数が下がり、心臓病を予防する効果があります。
またオキシトシンは、免疫力を高めて細胞修復を促進し、自然治癒能力を高めるため、痛みも緩和します。
心の健康
オキシトシンはコルチゾール(ストレスホルモン)を下げることでストレス解消効果を生み、扁桃体の興奮を抑えて、不安を減少させます。
また、副交感神経を優位にすることで大きなリラックス効果を生み、さらにセロトニンを活性化させます。
セロトニンが活性化すると、心のバランスが取れて、明るく清々しい気持ちになれるのです。
脳の活性化
オキシトシンは、記憶力や集中力を高める「βエンドルフィン」の働きにも関わっています。
そのためハグをすることで、記憶力、学習能力、好奇心を高めるなど、脳の活性化にも繋がります。
子供とハグをすることで、愛情をしっかりと伝えられるのはもちろん、心も体も健康に育ててあげることができるのです。
ハグを通して子供と愛情を確かめ合いながら、あなたの抱えている不安やストレスも解消して、明るく幸せな子育て生活を送れますように。
ハグの効果はぬいぐるみでも!あなたの大切な存在は?
ハグが心にも体にもとても良いことはわかったけど、一人暮らしで相手がいないからできない…。
ハグをできる相手が身近にいないというあなたも、このハグによる効果が得られるんです!
ハグの相手が人以外でも、効果が得られるのは以下のような場合です。
- 大好きなペットと触れ合う
- 大切にしている、お気に入りのぬいぐるみを抱きしめる
- 抱き枕を使う
ペットも、あなたにとっては大切な家族ですよね。
そのように愛情を注いでいる大切な存在であれば、ペットと触れ合うことでもハグによる効果とほとんど同じものを得ることができるのです。
それはぬいぐるみでも同じです。「可愛い!」「大好き」と思えるぬいぐるみを抱きしめると、ハグをする場合と同じように「オキシトシン」が分泌されます。
特に、夜なかなか寝られない、睡眠障害がある、というあなたには、抱き枕や大きなぬいぐるみがおすすめです。
抱きついて寝るときに横向きの姿勢になることで、いびきをかきにくくなるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群やうつ伏せ寝の予防にも繋がります。
もちろん抱きつくことによる安心感やリラックス効果もありますよ。
私も夜になかなか寝付けない時期があったのですが、お気に入りのタオルを抱きながらベッドに入ったら、すぐにふっと体の力が抜けてよく寝られるようになりました!
疲れたとき、不安なときなどは、あなたの大切なものに頼ってみてくださいね。
大切なものをハグすることで、とっても助けられますよ。
まとめ
- ハグには「リラックス効果」「安眠効果」「ストレス解消」の3つの効果がある
- ハグは愛情を感じる相手とする
- ハグは継続することでより効果を得られる
- 笑顔でのハグは一石二鳥
- 子供はハグされることで自己肯定感が高まる
- ハグによって分泌されるオキシトシンは、体の健康、心の健康、脳の活性化に繋がる
- ハグする相手は大切なペットやぬいぐるみなどでも大丈夫
- 大きなぬいぐるみや抱き枕は睡眠時におすすめ
ハグはあなたに多くのメリットをもたらしてくれます。
大切な人とのハグは、毎日頑張るあなたをきっとリセットしてくれるはずです。
睡眠の悩みを抱えているあなたも、ぜひハグを取り入れてみてくださいね。
質の良い睡眠で心も身体も健康に、そして大切な人との関係も深まると思いますよ。
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